住宅ローン返済中に離婚することになったら?
2022/06/01
住宅ローンの返済中に離婚することになったら、返済はどうなるのでしょうか。
今回は、離婚と住宅ローンの返済について見ていきましょう。
離婚に伴う住宅ローンの返済
住宅ローンを返済中に離婚することになった場合、知っておきたい注意点があります。
返済義務
離婚後も、住宅ローンの返済義務は残ります。
そのため、最も気になるのが「夫婦のどちらが返済義務を負うか」ということですよね。
結論から申し上げますと、返済義務は住宅ローンの契約名義人が請け負います。
これは、家の名義人とは別です。
例えば、家の名義は夫婦の共同名義で、住宅ローンの契約人は夫だけだったとしましょう。
この場合、離婚後の住宅ローンの返済義務は、夫のみに課せられます。
夫婦の共同返済
離婚後も夫婦でともに返済していく形をとるのは、「ペアローン」と呼ばれる住宅ローンです。
ペアローンは、夫婦のどちらにも一定の収入がある場合に、しばしば選ばれます。
共同債務者として2人で返済することによって、それぞれが住宅ローン控除の適用を受けられるからです。
ペアローンは離婚後も2人で返済を行い続け、完済する義務があります。
住宅ローンの名義変更は困難
誰が返済義務を負うにしても、いったん住宅ローンを借りたら、名義の変更は非常に困難です。
残債をまとめて返済するか、借り換えによって名義を変更するしか手はありません。
離婚という決断はやむを得ないとしても、住宅ローンについては十分に話し合う必要がありますね。
まとめ
住宅ローンを抱えていても、離婚という結論に達するご夫婦もいらっしゃるでしょう。
その際、どちらに返済の負担がかかるのかを、しっかりと確認しておかねばなりませんね。
今治市を拠点とする弊社は、不動産売却をはじめ、住宅ローンの返済といったお悩みも承ります。
どうぞお気軽にご相談ください。